


- 郡上市には霊峰白山があります。8世紀に泰澄(たいちょう)大師が開山し、以降白山信仰が広まるとともに、特に白鳥町長滝白山神社を拠点とする美濃禅定道は、上り千人下り千人と言われ、多くの参拝客で賑わいました。コースには、阿弥陀ケ滝(あみがたき)、白山中居(ちゅうきょ)神社、いとしろ大杉など多くの見どころがあり、道の駅白鳥の隣にある白山文化博物館では、国の重要文化財も展示しています。毎年1月6日には、長滝白山神社で六日祭(花奪い祭り)が行われます。


- 鎌倉時代から戦国時代末期まで郡上を統治していた東氏(とうし)は和歌に優れ、初代の胤行(たねゆき)は藤原定家(ふじわらのていか)の子・為家(ためいえ)に和歌を学ぶとともにその娘を妻にしたとされます。一方、西行・芭蕉と並び「旅の三大詩人」と称される宗祇は、当時最も盛んな文芸であった連歌を大成させるために古典の真髄を極める必要があり、この藤原家の血を引く東氏第9代の常縁(つねより)を頼って郡上の地に足を運びました。そうして、文明3年(1471年)に宗祇は常縁から古今伝授を受けました。大和町にある、当時の東氏の拠点であった篠脇(しのわき)城及び館跡は、古今伝授の里フィールドミュージアムとして整備されています。また八幡町には宗祇が近くに草庵を結んで愛用したとされる湧き水「宗祇水」があり、昭和60年に全国名水百選に選ばれています。
- 古今伝授とは、「古今和歌集」の解釈を中心に、歌学や関連分野の色々な学説を、口伝・切紙・抄物によって、師から弟子へ秘説相承の形で伝授することです。



- 郡上市八幡町、通称「郡上八幡」は、1559年に遠藤盛数(えんどうもりかず)が八幡山に城(砦)を構えて以来、城下町として発展しました。今でも職人町・鍛冶屋町・殿町・大手町・桝形町など城下町としての地名が各所に残っており、古い町並みも残っています。また、江戸時代に整備が始まったとされる水路が、町中を縦横無尽に張り巡らされており、せせらぎの音が心地良く響いています。神社・仏閣が多いところも城下町郡上八幡の特徴です。










